フリーランスとは?始める前に知りたい会社員との違いやメリット・デメリットを比較紹介!

最近では会社に勤め給料をもらうサラリーマン以外にも、独立しフリーランスの形態をとって働く人が様々な業界で増えてきています。

フリーランスとは簡単に言えば『独立した自由業』のことですが、そのスタイルは様々で、職種や個人の方針によっても形態が異なります。

新型コロナウイルスの問題などでテレワークといった在宅勤務が広く浸透しつつあり、打合せや情報交換が容易になったことでフリーランスとして対応できる業種も増えてきています。

当然、会社員とは異なりフリーランスには相応のリスクも伴うため、気にはなっているが踏み出せない人も多いのではないでしょうか。

私は10年のサラリーマンを経験しフリーランスとしての活動を開始しました。

少しでもフリーランスに興味を持っている人に、”フリーランスとは何なのか?” ”サラリーマンや起業とどう違うのか?”を、本業で働くフリーランスとして簡単にご紹介したいと思います。

フリーランスとは?会社員との違いを知ろう!

フリーランスとフリーターの違い

そもそも”フリーランス”という言葉を聞いたことがない人も多いと思います。

フリーランスとは仕事を請け負う上での形態の一つで、サラリーマンやフリーターなどの分類の一つと考えてもらえると分かりやすいと思います。

サラリーマンは、”企業から正規雇用を請け給与をもらう人”のことを差します。日本語で給料をもらう人。一般的に会社に就職している人は皆サラリーマンに属する形となります。

フリーターは、”非正規雇用でアルバイトやパートタイムなど”がこれに当たります。同じく、非正規雇用で派遣社員がありますが、フリーターは直接雇用に対し派遣社員は間接雇用と異なります。ただどちらも雇用が不安定というのが特徴的です。

フリーランスは、”特定の企業や団体に所属していない個人事業主、起業家”のことを差します。給与は仕事の対価として客先から得るため、活動のための営業から税金の申告まで全てを自分で行う人ということになります。

フリーランスは活動そのものを差し、活動している人をフリーランサーと呼びます。アルバイトはアルバイター、パートタイムはパートタイマーと呼ぶらしいですよ。

ちなみに、そもそも馴染み深いフリーターの語源が「フリーランス+アルバイター」の和製英語なんです。海外ではフリーターは通じず、フリーランスが当たり前に使われているわけです。

フリーランスは会社ではない!

私が最初わからなかったのは、『起業=会社を作る』といったイメージがあったため、フリーランスになることと会社を作ることの違いがあいまいでした。

簡単に言えば、フリーランスは会社を作れません

基本的に会社とは「株式会社」や「有限会社」などの”法人格”されたものを差すため、法人でない限りは”会社”と名乗ることは原則禁止とされているようです。

ただ、フリーランスは事業主のため”起業家”になります。

会社を名乗ることはできませんが、○○事務所や△△企画、またはお店の名前などを『屋号』として付けることができます。

私も『屋号』を付けて”代表”としてフリーランスの活動をしています。やはり個人名よりは屋号を設けた方が箔が付き受け手側の捉え方も変わるようです。

始める前に知りたいフリーランスのメリット・デメリット

6人に1人が『フリーランス』として活動している!?

フリーランスの実態を『ランサーズ株式会社』 が2018年に市場調査したところ、 日本の労働力人口に対してフリーランスの割合は約17%となりました。

人数だと1,119万人、労働者の約6人に1人がフリーランスということになります。

私はかなり多いと感じました。身の回りには会社員かフリーターが多くいますが、自らフリーランスと名乗って働いている人は極端に少ない印象です。

ただ色々調べてみると納得できたのですが、一言でフリーランスといっても4つのタイプに分かれ、副業として活動している人が744万人と全体の2/3を占めているそうです。

タイプ分けとしては『副業系すきまワーカー』『複業系パラレルワーカー』『自由業系フリーワーカー』『自営業系オーナー』の4種類。

完全に独立しフリーランスのみで生計を立てているのが自営業系オーナーとなり、本業や専業主婦をしながら副業している人も4タイプの中に含まれるためだったんですね。

私も今は人脈を広げるために派遣業務が主な生業となるため、副業系パラレルワーカーとなるようです。こう見てみると、仕事の形態もかなり自由度が上がっているのだと感じます。

まずは会社員のメリットを考えること!

フリーランス人口が増えている現代において、フリーランスの方が会社員よりもメリットが大きいと考える人が増えているのは間違いありません。

ただ、私もフリーランスになるに当たってかなり長時間悩み続けました。

サラリーマンと言うと”社畜”や”残業”、”満員電車””下を向いて歩く中年”など、マイナスの印象が強いですよね。ただ、やはり時代は変わってもサラリーマンであることのメリットはかなり大きいものがあります。

終身雇用も少しずつ廃れてきていますが、ほとんどの日本企業がまだ終身雇用の形態を継続しているのも現状。そういった意味ではまず”雇用の安定”のメリットがかなりでかいと言えます。

そして働き方改革も推進されてきているため、安定した休暇の確保、安定した収入、賞与、退職金、様々な保険を考えると、会社員の労働者側のメリットはかなりのものです。

逆に言えば上に上げたものが全てフリーランスにとってのデメリットになります。36(サブロク)協定での残業制限はフリーランスには該当しません。当然最低賃金の補償もないため、生きる為には必死に働く必要があります。

フリーランスの年収を聞くと魅力的に感じることがあります。『自分よりも年下が仕事もできないのに良い給料をもらっている』なんてこともザラですよね。ただ、昇給や退職金を含めた生涯年収で比較すると意外と会社員の方が上だったりします。

また会社員はそう簡単に懲戒解雇になることはありません。どんなに大きなヘマをしても会社と自分が残り続ければ給与はもらえます。しかしフリーランスでは仕事の失敗は命取り。責任問題や今後の仕事にも影響してしまいます。

会社員の『安定』のメリットは、自分が会社員でいると気付かないことが多いです。私はこの安定のメリットを何度も何度も自問自答してからフリーランスとなりました。悩んでいる人はまず”今いる環境のメリットを見直してみる”ことをオススメします。

可能性にチャレンジできるのがフリーランスのメリット!

そうは言っても、当然フリーランスのメリットも多くあるのも事実です。そしてフリーランスになる上での理由も様々あります。

フリーランスになりたい人の理由
 ・上司にとやかく言われたくない
 ・残業や休日出勤から解放されたい
 ・得意な仕事だけをやって生活したい
 ・通勤ラッシュから解放されたい
 ・若いうちにたくさん稼ぎたい
      etc…

会社員は企業からの縛りがあるもの。転勤や急な配置変えも会社員である以上断れないこともあるでしょう。

そういった意味では、メリットもデメリットも含めとにかく『自由』であること。働くのも稼ぐのも何するにも自由。

私の独立した理由は3つ、『得意なやりたい分野で稼ぎたい』『能力が低い人と同じかそれ以下の給与は納得できない』『自分が他の会社でも通用するか試したい』でした。

一つの企業の会社員である以上、上の3つを叶えることはできません。枠を超えて自分の可能性にチャレンジできることがフリーランスをする上での最大のメリットだと思います。

逆に、不満はあるけどやりたいことはない人や、決められたことを坦々とこなせればいい人などは、フリーランスは向かないでしょう。

フリーランスを始めるなら会社員との違いを理解し人生設計を見直そう!

平均年収は実はかなり厳しい!?

サラリーマンをしていると単純に魅力的に見えてしまうフリーランスですが、現実は意外と厳しいものです。

会社員から独立したフリーランスの多くが最初に掲げる目標に『年収1,000万を超える』というものがあります。

やはり、多くの人が現状よりも効率よく多く稼ぎたい!という思いがあるようですね。私も同じところに目標を定めています。

しかし、自営業系のフリーランスでも平均年収は322万とかなり厳しいものです。サラリーマンの平均年収が同年で441万のため、比較してみるとよくわかります。

そしてフリーランスが抱える悩みのトップ3が『収入』『信用力』『スキル』

これらと向き合うためには、がむしゃらにフリーランス活動を開始するわけではなく、しっかりと人生設計・事業計画を組み立ててみることが大切です。

フリーランスは生き方そのものに影響を与える!

フリーランスになるとサラリーマン時代から生活は一変します。

営業時間が決まっている自営業ならさほど生活は変わりませんが、労働時間も休みも自由なフリーランスだとさぼってしまえばどこまでも堕落してしまいます。

自分の生活スタイルをきちんと計画出来ることが大きな課題となり、人生設計にも大きく影響を与えます。

中には『移動型フリーランス』として働く人もかなり増えているようです。

在宅業務が続くと通勤も無く環境が変わり映えせず飽きてしまうため、ネットとパソコンで仕事できる業種であれば移動型も可能です。

移動型はその名の通り、住まいを転々としながら仕事をすること。日本内に限らず海外を拠点に移動し活動する人も増えているようです。

単純に旅行を兼ねたり、新たな出会い、それこそ視野を広げながら人脈を作れるといった在宅では叶えにくいメリットも多くあります。

ただ、やはり労力が大変のようで、移住先の選択も海外であれば下調べする時間もかなり要します。それから宿泊先・航空券とスケジューリング・・・。相当の覚悟が必要のようです。

日本で全国を歩き回っている人もいるので、スタイルは人それぞれ。当然家庭もあれば家も必要になるのでほとんどが独身フリーランスのようです。

職種によってクライアントと頻繁に打合せが必要な場合は移動型の選択はかなり厳しいでしょう。

このように、大小あれど一般サラリーマンと比較すると生き方そのものがガラッと変わります。まずは自分に合った生き方と向き合い、人生設計を新たに組み立ててみるといいでしょう。

転職のように簡単に考え過ぎず、人生設計を見つめ直そう!

よく知らなかった方も、フリーランスについて少しわかって頂けたでしょうか?

今回は主に本業として働く上でのフリーランスについてご紹介しました。他にも副業としての働き方や専業主婦の方のフリーランスなど、様々な捉え方ができます。

ただ、一つ言いたいのは『転職活動とフリーランスの独立は同じに考えてはダメ』ということです。

転職するならフリーランスもいいかな?など簡単に考えている方は、今一度人生を大きく左右する可能性があることを理解した上で考えなおしてみて下さい。

その上で選択肢として考えている方は、同じ業種でフリーランスとして活躍されている人の話を聞いて、視野を広げることをオススメします。