フリーランスを始める前に準備開始!会社員の時にやっておくべき3つのステップ!

あなたがエンジニア系のフリーランスを志すと決めたその瞬間、フリーランスの準備期間がすでに始まっています。

準備期間は今から会社を退職するまでのわずかな時間。退職してから準備を始めたのでは遅すぎてしまいます。

退職日が決まっていてもいなくても、既に準備し始められるものは山ほどあるのです。

フリーランスを決めてから退職日までのサラリーマン時代は給与が保障されたボーナスタイム

その期間だからこそ考えておきたい・やっておきたい3つのステップを紹介します。

いきなりSTEP3から取り掛かっても問題ありませんが、まずは1から順番に準備が出来ているかを再確認し、慎重に取り掛かりましょう!

会社員時代にフリーランス準備!
STEP1:収入源を整理する

まず最初に準備するべきことは『フリーランスの収入源を整理すること』。

仕事も始めていないのにわからないのは当然ですが、今までサラリーマンとして働いてきたのであれば、どこかにフリーランスの収入源となる人脈が隠れている可能性があります。

まずは今までの仕事を振り返り整理してきましょう。

個人で仕事をもらえる可能性のある人脈を整理しましょう!

最も重要で最初に考えなければならないことは、フリーランスになった際に仕事をどこから得るか、という問題です。

当然のことですが、今まで会社員で仕事をしてきた人が能力があるからといって突然独立したところで、サラリーマン以上の収入を得られる可能性はかなり低いです。

サラリーマン人生の中で多くの人と関わって来たはずです。その中に仕事の案件をくれる人はいるのか?または紹介してくれる人はいるのか?

まずは仕事をもらう営業先=人脈があるかどうかを整理しましょう。

例えば、会社員の頃に能力を認められている取引先がいて、独立したら毎月大きな仕事をあげよう、と約束されているならば問題ないでしょう。

しかし、いつその人脈もいつ途切れるかわかりません。

相手も会社員であれば、その会社から居なくなった途端にあなたの収入源はゼロになるのです。一つの取引先に全て依存する体制は非常に危険です。

サラリーランスになるからには、幅広く人脈が必要になります。

一人でも多くの人脈を確保することは、フリーランスの営業としては必須事項になります。

サラリーマンである今、新たに人脈を広げることは困難ですが、すでに関わった人に連絡する機会は今しかありません

大事な取引先になりそうな人がいれば、連絡を取り合い飲みに行くのもいいでしょう。

電話番号やメールアドレスなど、連絡先の整理は今から始めることができるのです。

人脈が無ければエージェントサイトや派遣登録すればいい!

サラリーマン時代に都合のいい人脈がいることはなかなか無いでしょう。そして人脈作りは非常に大変です。

一から営業活動をするにも、そのノウハウや営業スキルがある人は一握りでしょう。

しかし人脈がないから諦める必要なんてありません。

最初から個人案件を得ようとせず、まずはフリーランスエンジニア専門のエージェントサイトに登録しましょう。

最初から個人案件をもらおうなんて虫が良すぎるのです。

エンジニアの営業のひとつは技術力です。

技術力さえ評価されれば自然と新しい仕事が舞い込んでくるようになります。

仕事が次の仕事に繋がるサイクルさえ出来上がれば、きっと理想とするフリーランス像となることでしょう。

エージェントサイトを経由すれば当然案件の単価は下がりますが、実績を付ければ直受注となり単価の高い案件が自然と舞い込んでくるようになります。

業種によってはエージェントサイトがほとんどない場合があります。

私が行っている建設系のフリーランスはまだまだ需要が少なく、登録制のサイトがほとんどありません。

エージェントサイトの少ない業種は派遣業に登録し仕事をもらいましょう。

せっかくフリーランスになったのにサラリーマ以下の立場になるなんて!と考える方もいるかもしれませんが、私は派遣業は立派なフリーランスの営業ツールだと考えています。

どんなに自分に技術力があったとしても、何も知らない企業に対し個人のスキルを売ることは非常に困難です。大手会社ともなれば尚更です。

しかし、派遣の立場であれば大手会社に自分を売り込む機会が生まれます。この機会こそがフリーランスの営業そのものなのです。

スキルさえあれば能力を認められ、派遣の継続を依頼されることでしょう。

その前にフリーランスとして働いていることをアピールし、自身を売り込めばいいのです。

まずは自分がフリーランスになった時、どうやって人脈を増やすのか。

サラリーマンである今だからこそ時間をかけて考え、登録サイトや派遣会社を調べることが準備の第一歩となるのです。

会社員時代にフリーランス準備!
STEP2:収入源を確保する!

さぁ、STEP1で営業先が確保できたのだからさっさとフリーランスになってしまおう!と焦るのは非常に危険です。

フリーランスになった途端にあなたの収入源はゼロになってしまいます。

当然フリーランスとしての収入がメインとなりますが、案件が安定して継続する保証はどこにもありません。

サラリーマンが退職すれば失業保険の適用やフリーターなどで食いつなぐことも検討できますが、フリーランスはそう簡単にはいきません。

事前に準備・計画が必須になるのです。

収入源は貯蓄!1か月の支出を整理しましょう!

フリーランスの収入源・・・というのもおかしな表現ですが、収入が無くなれば切り崩すべきは貯蓄となります。

この貯蓄こそが一種の収入源となるのです。

まず初めに自分の現在の預金を整理してみましょう。そしてもう一つ、今の会社の退職金制度を確認しましょう。

退職金もフリーランスになる上で大事な収入源の一つとなるのです。

退職金は途中自主退職でも出してくれる会社が多いですが、勤労年数などにより支給条件が異なります。

退職後に予定金額と違った!なんてことにならないよう、会社の就業規定などを熟読しましょう。

預金額が整理できたら、次は支出の整理です。

毎月の支払に生じている総額を整理してみましょう。

出費には主に固定費と変動費があります。

固定費住宅費(ローン含む)、電気代、ガス代、水道代、固定電話やネットなどの通信費、携帯電話代、保険料、税金など
変動費食費、日用品費、医療費、交際費、美容費、娯楽費、特別費など

変動費は月や行事により支払い額は大きく異なる場合もありますが、直近半年~1年分の支払い平均額を想定すればよいでしょう。

そしてここにフリーランスになった際に生じる費用が上乗せされます。

PC一つで済む仕事もあれば、印刷代や電話代、会計ソフトなどのクラウド費用などの出費が考えられます。

それらを合計した出費の合計金額に対し、収入無しでも生活できるように最低でも6か月、できれば12か月分を掛けた預金額を確保しておきましょう。

毎月15万の出費であれば90万~180万となります。

フリーランスは身体が資本です。サラリーマンであればたとえ事故などに合い入院することになったとしても、そう簡単にクビにはならず給与も保証されます。

しかしフリーランスでは収入がなくなり、請けている案件は途中キャンセル、新しい仕事は全て断る必要が出てきます。

たとえ退院までの期間が2~3カ月だとしても、営業先が無くなってしまえば半年以上収入源が絶たれてしまうことも十分考えられるのです。

計算し計画した貯蓄は個人口座とは別に別途口座に確保しておくことをオススメします。収入ゼロの時には第二の収入源として財源を確保しておきましょう。

クレジットカードを作る

クレジットカードを作っておくことも財源の確保としては非常に有効です。

『クレジットカードってあんまり好きじゃない』と使わない人も中にはいると思いますが、サラリーマンのうちに必ず作るようにしましょう。

フリーランスはサラリーマンと違い、社会的信用はほとんどありません

作りたくても作れなくなっていまうのです。

定額の給与も保証されていないため、ローンを組むこともかなり厳しくなると思ってください。それはたとえ収入が上がったとしてもです。

今の時点でクレジットカードが不要だとしても、5年後・10年後、いつカードを使いたいと考える日が来るかはわかりません。

事業を拡大した際にネットのサービスを利用すれば、必然的にクレジットカードを使う機会も増えてくるでしょう。

使いたくない人は使わなければいいのです。ただ、社会的な信用はサラリーマンの特権です。作って損をすることはありません。

同じような内容で住宅ローンもサラリーマンのうちに組んだ方がいい!という人もいます。

もちろんその通りですがローンを組む場合には十分注意してください。

ローンは毎月定額の支払いを求められ、支払いが滞ればローン契約を解除され全額を請求される事態に陥ります。

不安定収入になるフリーランスの場合には、ある程度の収入目途が立たないようであれば安易にローンを組むことはオススメしません

また、現在組んでいるローンで『ボーナス払い』を適応している場合も要注意です。賞与はサラリーマンの特権です。

そのままフリーランスになると決算期に思わぬ出費となるため、月の支払い額は極力平均的にしておきましょう。

副業をやるなら退職前に!

一番の財源確保の方法としては、副業をし副収入先を作ってしまうことです。

フリーランスになれば時間は全て大事な収入源になります。

しかし、折角時間が空くのだからブログなどの副業も行いたいと考えるフリーランスの方も多くいると思います。

もし副業を考えているのであれば、出来ればサラリーマンのうちから初めることをオススメします。

フリーランスになれば仕事の波があり、思うように時間が取れなくなる可能性があります。

自分で案件を確保し、不慣れな請求処理を行い、仕事の成果も品質を極力上げて次の仕事につなげたいものです。

そうなると想像していた以上に時間を浪費する可能性があり、副業に手を出すことが出来なくなってしまいます。

たとえ無理に手を出して副業が失敗し、さらに本業も疎かになったのでは目も当てられません。

サラリーマンのうちであれば、慣れた仕事で副業に費やすことが出来る時間も想定でき、たとえ失敗したとしてもリスクはゼロです。

何より副業に費やす労力・時間・準備すべきものが分かるので、フリーランス業をやりながら実行できるかの判断材料になります。

ブログなど収入に繋がるまで時間がかかるものもあるので、退職を決めたタイミングから副業の準備に取り掛かり、有給休暇などを利用して副業の準備を進めるのが理想的です。

特に、収入源が不安定なフリーランスにとって副収入は理想的な収入源になります。

サラリーマンから脱却するのですから、一つの仕事にこだわる必要なんてないんです。出来ること全てにチャレンジしてみましょう。

会社員時代にフリーランス準備!
STEP3:実際に準備に取り掛かる!

さて、STEP1.2とここまで準備をしてくればもう十分でしょう。いやいや、まだまだやれることはあります。

サラリーマンの立場でいるこのボーナスタイムをフル活用しましょう。

STEP.3では、実際にフリーランスで使うものの準備に取り掛かります。

フリーランスの時間は全てが貴重な資金源です。特に最初が肝心なため、少しでも事前準備を進めておきましょう。

①仕事場を作る

これは事務所を借りる、という意味ではありません。

むしろ事務所が不要のフリーランス業であれば無駄な出費を抑えるためにも最初は事務所を自宅で完結させるようにしましょう。

在宅業の場合、今住んでいるあなたの家が仕事場になります。

それは普段から食事をし、ネットサーフィンをし、漫画やテレビを見て睡眠を取る生活空間です。

そこで急に仕事をしようと思ってもなかなか気持ちを切り替えるのは大変です。

まずは自宅でも仕事が捗る環境作りから始めましょう。

・仕事机を作る
・仕事用のPCが無い場合は事前に調達する
・個人用のPCを仕事と兼用する場合は、デスクトップファイルを整理する
・仕事に関連する書物や事務用品以外を周囲から排除する
・視線の先に仕事を阻害するものを配置しない

これは実際に仕事をしようとすればわかることが多いのですが、普段生活している環境は誘惑が多く、仕事の邪魔になってしまう可能性が非常に高いです。

PC周りの環境を整えると、荷物の置場を整理したり部屋の模様替えが必要だったりと意外とやるべきことが発生します。

サラリーマンである今のうちに、休みを使って必要なものは先に取り揃えておきましょう。

②会計ソフトを準備する

フリーランスで最初に苦労するのが会計事務処理です。

本業にどれほど技術力があったとしても、他の事務処理に時間をかけてしまうと仕事の時間効率が下がってしまいます。

また、退職後に開業届の申請や年度末には確定申告などの一番大変な業務がやってくるのです。

できれば退職前にそれらの情報収集をしておくことが理想的ですが、こればかりは実務のなかで調整しなければならないことが多く難しいかもしれません。

ただ、それ以外にも見積書や請求書など確実に伴う事務作業が多くあります。できれば何が必要かを整理し、早めに準備をしておきましょう。

フリーランス規模の内容であれば、安いクラウドソフトがオススメです。

開業届や確定申告・会計ソフトを全てまとめて行いたい場合は『Freee(フリー)』がオススメです。

簡単な請求書・見積書の作成から収支管理までを一元化することができます。

退職前の期間を利用して無料登録をし、使い方を知っておきましょう。

③仕事用のメールアドレスを作成する

まだ独立前ですが、もう仕事用のメールアドレスを作成してしまいましょう。

こだわりがなければG-mailなど無料のアドレスで問題ないと思います。

退職前に人脈を広げると、会社の連絡先では不都合が生じてしまいます。

しかし個人のアドレスでやり取りするのも他の情報と混じってしまうためオススメしません。

早めに専用アドレスを作成し、個人的に連絡取りたい相手には退職前にフリーランスの連絡先を教えておくといいでしょう。

退職前だからと遠慮する必要はありません。準備を進めておけば相手にも本気度が伝わりそれが営業の一環となります。

④SNSやホームページを作成する

仕事を増やすには、今までの人脈だけでなく新しい人脈も必要になってきます。

足で行う営業もあれば、ネット上でTwitterやFACEBOOKなどのSNSを通じて知り合ったり、ホームページを通じて仕事を受注することもできるでしょう。

こういった作業は慣れていないと意外と時間がかかります。退職後にやろうと思っても、成果になかなかつながらないので後回しにしがちです。

退職前に始めておけば人脈が繋がり、退職後すぐに仕事を得られる可能性もあります。

注意が必要なのは、会社員である間に個人名を使って営業すると副業とみなされる可能性があります。

副業を禁止している会社もあるので、退職前の活動には十分留意しましょう。

⑤名刺を作成する

時間に余裕があれば名刺の作成も進めてしまいましょう。

名刺を作る際に必要な情報として、『屋号』を作るかどうかを考える必要があります。

『屋号』とは会社名のようなものですが、フリーランスは法人でないので会社と名乗ることはできません。

個人の名前で活動する分には全く問題ありませんが、屋号を付けることで業種によっては信頼を上げるのに繋がる可能性があります。

屋号は開業申請時に取得することができますが、名前が決まっていれば名刺に入れて作成してしまっても問題ありません。

ただ作成できる名前に多少の制約があるので注意が必要です。

名刺はネットで探すと色んな所で作成できますが、大体が100枚1000円以下で作成することができます。

試しに作っておけば、退職前に必要な人に配っておくこともできます。

当然、退職前という状況を留意し配るのは信頼のおける限定された人に留めておきましょう。

ただ、見つかったからといって規則違反にはなりません。屋号もまだ存在しないのですから。

サラリーマン時代に準備できることはたくさんあります。

むしろ退職前だからこそ準備することにメリットを見出せるものもたくさんあるのです。

フリーランスになると決めたその日から、あなたの活動は始まっているのです。会社の本業を疎かにするのは良くありませんが、慌てず計画をよく練って準備を進めていきましょう。